気まぐれな日記

ε(Phis)が気まぐれに書きなぐるブログ。

統率者(2016年版)フルスポイラー

なんかいつの間にかフルスポになってた。まあ新しいカードだけ気になったのをレビューしていくかな。独断と偏見で。256752


・大渦を操る者、イドリス
色が優秀なのは勿論のことだが、戦闘ダメージを与えるとなんかそのターンの呪文全部に続唱が付く。まるで意味が分からない(褒め言葉)。戦闘ダメージを与えるということはすなわち、出してから1ターン待つ必要があることを意味するわけで、さらに言えば一般的にはブロックされたら意味がないわけだが、統率者戦は往々にしてがら空きの場があったり、何故かこいつトランプル持ってるからダメージを案外通しやすい(はず)。総合的に見てかなり強いカードなのではないだろうか。


・爆積み
ネビニラルリングがアンタップで出て起動にマナが必要なくて土地以外全部持っていけるようになって代わりに2分の1で何もしないやつ。いろいろ素晴らしい。不利な状況をひっくり返せるポテンシャルを秘めており、無色なので度のデッキでも使うことができる。また、ネビニラルディスクでは対応できなかったプレインズウォーカーも対処できる(逆にプレインズウォーカーを使うデッキの場合使いにくいともいえる)。2分の1で何もしない所為で逆に破壊されうるパーマネントをサクって何かに変えるような動きもしにくいとかいうすげぇやつ。スタイフルも打つか悩む。このコイン投げという処理のおかげでむしろ強くなってるとも思う。面白すぎる割には強く見えるカード。


・残酷な見世物
相手に互いをコントロールさせるとかいう異常に面白いカード。相手がどう動くかが見ものである。勿論のこと、そのプレイヤーの盤面を壊滅的にすればそのあとに報復が待っているのは間違いなく、だからと言って下手なことやると相手においしい思いをさせるだけになってしまう。他人事だからこそ楽しく、かつ政治的駆け引きが非常に色濃く出るカード。面白すぎるとしか言いようがない。


・激情の遁走
自分のターンにだけ相手のパーマネントを一時的に奪い続けるカード。コンマジ系と違って自分のターンにのみだが、「パーマネント」をパクれるため、マナファクトを奪うもよし、土地を奪うもよし、いろいろとやりようのあるカードだと思う。あまりどう使うかは思いつかないが、赤で半永続的にコントロール奪取ができるというところは評価の点ではなかろうか。


トリトンの英雄、トラシオス
本体が軽く、また、4マナでアドバンテージを取り続けるというところが高評価。無限マナ系コンボでデッキを丸ごとドローするのは勿論のこと、そうでなくても手持無沙汰な時に起動能力でアドバンテージを取れるのはでかい、何故か占術までついてる。あと緑青とかいう統率最強カラーっていうのもでかい。競合がいすぎるのは問題だが(エドリック、レオヴォルド、タシグルなど)、統率候補として十分活躍するのではと思っている。その上共闘のせいで幅が広い。


・征服者のフレイル
一瞬大いなる撤廃者を思い出したが、こいつは能力の起動は許すらしい。まあ十分問題だが。あと、無色のカードだが無色のデッキに入れると修正がほとんどかからなくなる(全くかからないわけではないが)。どちらにしろ相手を牽制するには十分すぎるカードである。問題はこれ1枚ではやはり役に立たないため、どういうデッキで使うかは考慮すべき、というところだろうか。例えば白でコンボを通したければ大いなる撤廃者置いたり沈黙打ちゃ事足りるわけで。


・分岐変容
不抜を持っているせいでほぼほぼマナコストが統率者限定になっているのが残念なカード。統率者で使うと、「赤く」「インスタントで」「クリーチャー2体に対して行う」「変身」である。かなり強い部類では。なんでインスタントなん、これ。注意しなければならないのは最大、と書いていないのでクリーチャーを必ず2体対象にしなければならないこと。変身であると同時に赤の貴重な(追放系)除去ともいえる。そこの君、赤い除去なら混沌のねじれでいいとか無粋なこと言わない。


・魂の守護者、ラーボス
(ネガティブレビューです、注意)
ああ、メーレンって強いな、と再確認するカード。アンセムついてるだけでマナコストが5マナになるわすぐ仕事しないわというかなりどうしようもない存在に見える。まあメーレンがかなり強いっていうのは否定しないけど。同デッキのティムナとレアリティ逆じゃないの、これ。


・織り手のティムナ
色があまりドローが強くない色(まあ黒はそこそこではあるが)であるが、自身で絆魂を持っていながら戦闘によってドローできるという生物。サイズはそこまで大きくはないが、トークン祭りをするなり、がら空きのプレイヤーを殴ったりでドローしに行けるのでかなりいい動きをするのではなかろうか。色が全然違ってかつそんなに大量には引けないエドリックみたいな。…この書き方すると弱そうだな…いやでも共闘あるし。うん。


・慈善家の薬
ハイパーブロックするとドローしまくるスペル。クリーチャーを要求され、かつ相手が殴ってくる必要があるが、奇襲性の高さは勿論のこと、キャントリップもついており有用性は確かではないかと。プローシュとかがぶっぱしてくると糞だるそう。


・屍錬金術師、ルーデヴィック
(ネガティブレビューです、注意)
ライフを支払うなどでのライフルーズが簡単な統率者とかいうフォーマットにおいて、自分以外のプレイヤーがライフが減少している場合、ターンプレイヤーにドローをさせるとかいう意味不明な能力。メインにフェッチ、真鍮の都、マナの合流点、タップ状態の魔力の櫃、その他もろもろを軽く使うだけでそのプレイヤーにドローが与えられるらしい。まるで意味が分からない。狂ってんのか、そうなのか。


・無私の従者
フォグ決めながらでか物になるとかいうかなり強い生物。相手のワンパン系デッキを1ターン止めながら返しで相手をワンパンするとかいう変態的動きが可能。カウンターを乗せる条件は軽減することなので、Forcefieldとかでのでか物の軽減も生きるよ。これレガシーとかのマリットレイジ止めながら相手ワンパンし返すとかできるからできる子なんじゃないかなぁ…


・深輝エイ
プレインズウォーカーの忠誠度カウンターをさっさと2倍にして奥義使うマン。倍増の季節なくてもEurekaからプレインズウォーカー奥義祭りができる。つまるところはそのたぐいのデッキの2枚目の倍増の季節となる。つよいだろこれ…残念なのはプレイヤーに乗ったカウンターは倍に出来ないので毒殺やエネルギーカウンター倍増、経験カウンター倍増はできない。


・ファイレクシア病の支配
インスタントで装備をパクって生体武器にするカード。装備品をパクるっていうのは汎用性についていうとあまり高くないものの、統率者環境でいうならば、頭蓋骨締めや、十手、緑黒剣、赤青剣、稲妻のすね当てなど汎用性の高いものも多い。すね当てや十手だとただインスタントでパクるだけに終わるが、頭蓋骨締めだと2ドローになり、赤青剣などだとそのまま強力なブロッカーになりうる点は見逃せない。


・簒奪者、イクラ・シディーキ
ハーイwwwwwwwwwwwwwチャーンwwwwwwwwwwwwwwwwバブーwwwwwwwwwwwwwww


・オジュタイの龍語り、イーシャイ
なんか勝手にとんでもないサイズに育っていくクリーチャー。確定除去やバウンスしないとわりと取り返しのつかないサイズになりそう。マナ喰らいのハイドラと違ってカウントは対戦相手だけなので注意。でも飛行持ってる上統率者になれるのでやっぱり危険。


・多様な洞察力
ソーサリーだが、およそ統率者に於いて3マナ3ドローである。その上、確実にそれらはスペルである。土地が足りない時はきついが、土地がそこそこあるときはゲームエンドを引き寄せるカードにもなりうる優秀なカード。注意しなければいけないのは、相手が選んでしまうので盤面で一番欲しいカードが得られるとは限らないこと。全除去などは他のプレイヤーの状況によっては選んでくれるかもしれないが。スペルを3枚ドローできることを考えれば、デモコン理論的にあまりほかのカードに関して気にしなくてもいいのかもしれない。


・フェアリーの職工
毎回勝手に出てきては消えていく特殊なクローンみたいなもん。相手が統率者や出たとき能力持ちを若干唱えにくくなるかもしれない。が、低マナ域のクリーチャーカードを持たれているとすぐに書き換えられるのがちょっと残念。


・意志の大魔術師
ソーサリーメイガスサイクル第2弾。前回はWheel of fortune、今回はヨーグモスの意志。これはTimetwisterとかくるで。能力はほぼほぼ輪の大魔術師と同様で、往年の強力カードを起動能力に持つ3マナ3/3である。多分強いんだろうけど俺はクリーチャー嫌いなのもあってどうやって使えばいいかわからん。



こんなもん。思った以上に面白いカードが多い。爆積み、残酷な見世物、トラシオス、無私の従者、深輝エイあたりはかなり素敵だと思います。はい。