ビーストマスター？ゴッドエンペラー？
メダオンリーに向けて謎のメダカード記事乱発。
ビーストマスターをゴッドエンペラーと比較する人は多いと思うし、そこでゴッドエンペラーのほうが有用だと結論付ける人も多いと思う。ちなみに俺はゴッドエンペラーの方が優秀だと思う人間の一人である。
ゴッドエンペラーが出た２弾後。第４弾でビーストマスターは登場した。いろいろなゴッドエンペラーとの差別化を図りながら。しかし今まで自分がメダカードで対戦した中で、ゴッドエンペラーはかなりの使用頻度を誇るのに対し、ビーストマスターを使われたことはほとんど無い。この原因は主に移動方向にあると自分が考えている。が、とりあえずビーストマスターとゴッドエンペラーの差異について具体的に見てみよう。
形式番号：両者ＷＥＡ
レア度：両者４
装甲：両者５０
移動方向：ビーストマスター：１２３４６８
ゴッドエンペラー：４６７８９
（移動方向はテンキーの配置）
コスト：両者５
行動：両者射撃
威力：ビーストマスター：３０（赤）
ゴッドエンペラー：５０（赤）
速度：ビーストマスター：１７
ゴッドエンペラー：１５
行動内容：ビーストマスター：特殊重力攻撃
ゴッドエンペラー：射撃貫通
この通りである。つまり異なる点は、移動方向、威力、速度、行動内容である。
まず、分かりやすい威力と行動内容についてみてみよう。
ゴッドエンペラーは威力５０、貫通威力１０の射撃だ。分かりやすく、かつ強い。大半のメダロットを強破壊、弱破壊ともにしやすく、破壊が誘発する貫通をとても活かしやすい。
ビーストマスターは特殊な効果を持っており、数値的には３０の威力だが特殊重力攻撃で攻撃前に装甲を２０落とすため、実際５０の威力を持った通常射撃と同等の攻撃となる。
すなわち、ビーストマスターもゴッドエンペラーも威力５０の射撃なのである。では、一体全体どこが違うのか。メリット、デメリットを含め以下にまとめる。
１．ゴッドエンペラーには貫通が付与されているため破壊したときにさらに被害を与えることが出来る。
２．ビーストマスターの攻撃はあくまでも重力攻撃であるため、重力無効カードに行動を阻害される。
３．威力自体はビーストマスターが３０、ゴッドエンペラーが５０であるため、攻撃が弱攻撃になったときの手札破壊枚数がゴッドエンペラーのほうが２枚多い、また、バンチューにされるかされないかが変わる。
４．ビーストマスターの擬似的な威力５０は効果によるものなので、テキスト消しのメダロッターカードを使われたときに威力が３０になってしまう。
これらを見ると、普段はやはりゴッドエンペラーのほうが癖が無く使いやすいという結果が見える。が特殊な状態でビーストマスターのほうが有用な状況が出てくる。具体的には、上にも書いてあるが、バンチューが出されたときや、ハニーフォースが出され、かつギンカイで攻撃を弱攻撃にされたときなどである。
つまり結局ゴッドエンペラーと比較して攻撃面で限定的な状態でしか有効にならない点が採用されない現実を生むと考える。
次に速度を見てみる。
両者とも低い。低いため、行動順はほぼ最後に回ってくると見て間違いない。ただし、ビーストマスターとゴッドエンペラーを勝負させる場合はビーストマスターのほうがスピードが速いためにビーストマスターが勝つことになる。しかしこのゲームは３：３のゲームなのでそんなこと気にしてもしょうがない。一応メタが張れる、程度。
最後に移動方向についてみてみる。
移動方向はビーストマスターは下半月＋前、ゴッドエンペラーは上半月という移動方向である。移動方向の数だけみるなら、ビーストマスターのほうが多い。しかし、自由な移動を確保しようとすると基本的に上半月は後ろに配置、下半月は前に配置することになる（自由な移動については、こいつらが低速であるため、プレイングでいくらでも自由に動く状態に出来る）。低速のメダロットを前に配置することは射撃と格闘を両方浴びる可能性を含む。場合によっては３連撃をもらう可能性もある。それに対して低速のメダロットを後ろに配置するのは射撃、あるいは遠隔格闘を１回浴びることしか基本的に無い。装甲の高いこいつらは１撃で倒されることはほとんど無いが、連続で攻撃されると手札を枯渇させられ、かつ破壊される可能性が高い。だからといって、ビーストマスターを後ろに配置すると攻撃できる位置が少なく、プレッシャーにならない。他にもまあ中立への動きなどの差異は存在するが、総合してゴッドエンペラーの方が使いやすい移動方向を持つ。
（…移動方向はその状況を考えると非常にややこしくなるため、一例に止める事にしたけどどうしても分かりにくいよなぁ…）
結局のところ、優秀な火力を持っていたとしても、うまく動けなければ意味が無い。そういう点で総合的にゴッドエンペラーはビーストマスターより優秀だと考える。
