気まぐれな日記

ε(Phis)が気まぐれに書きなぐるブログ。

コンスピラシー:王位争奪フルスポイラー

やっとでた。気になったところをピックアップ。独断と偏見。250027


●両策がついているカードについて
1枚しかない。なんでキーワードにしたの?


玉座警備兵
統治者は基本的に自分のターンに相手に移ることはない。すなわちほぼ間違いなくこのカードは2マナ3/3になる。優位を保てば保つほど強い。この類の勝手に育つ系カードはリミテだとくっそ強い。それも最初は弱く、気づいた時にはすでに手遅れになるんだよ。こういうの。


○矢ぶすま
再録枠。レンジストライクのX火力。基本的に中盤までは自分に降りかかる火の粉を払うべき多人数戦において、これほど頼もしい火力はないんじゃなかろうか。ゴミ焼却が強すぎるとか言わない。このカードはアドを取れるから。


○ホロウヘンジの霊魂
再録枠。レンジストライク生物。追放させるのは偉大だしついでにクリーチャーがついてくる感じ、白だなって思う。はっきり言うけど俺は殴り合い系の多人数対戦はレンジストライクを過大評価します。


○必殺の一射
再録枠。ああ、レンジストライクだ。相手が白かったらレンジストライクが飛んでくることを忘れちゃいかんぞ。


○這いまわる甲殻類
怪物化すると除去が困難になるナイスカニ。コモンであるところが大事であり、なかなかどうして脅威になりうる。何よりも、異常にピン除去の多い環境、呪禁6/7の存在価値は相当でかいと見える。


○放逐
再録枠。4マナカウンター1ドロー、なめるべからず。一般的には劣化謎めいた命令と認知されてそうだが、ダブルシンボルとトリプルシンボルの違いはシングルとダブルの差よりさらに大きい。ことリミテッドならば尚更で、同時に多人数戦において一方的に相手にディスアドバンテージを強いることのできる打消しは貴重である。


○三日月の神
再録枠。EDH強ジェネラルの一人ですね。コンスピラシーではよっぽどとんでもない状態にならない限りはヘイトは買わないでしょう。むしろこのカードを入れたら目指すべきは自分以外のライブラリアウトなのかもしれません(相手に統治者ずっとやらせればいい)


○前兆語り
再録枠。俺このカード好きなんだよ。あとカードリスト見てて下のカードが血清の幻視でポーズが同じだったから吹いた。以上。


○実物提示教育
再録枠。一応、予想通りの再録(http://d.hatena.ne.jp/Epusilon/20160529の中盤)。まあ多人数だしね。これでショーテルデッキが組みやすく…と思っているあなた。本当に組みたいならエムラクールさっさと買っとけよ。次点でヴォルカニックアイランド、3番目は全知。こういうのはとっかえが効かないカードを買っておかないと値あがるからな。俺は興味ないからスルーしますけど。


○衝撃的な幻視
再録枠。こういう序盤中盤終盤隙の無いカード、好き。基本土地サイクリングなんて誰も気に留めない。でも5マナでカウンターとして機能する。有能。


○命取りの企て
クリーチャーの破壊対象はコントローラーがとるものの、誰でもカウンターを乗せられて、カウンターの数で強制発動する。素晴らしい多人数戦用カードである。無論、有利なノンクリーチャープレイヤーは10マナ払ってさっさとこのカードを生贄に捧げさせてそのあとにクリーチャーを出せばいい。場が硬直するカードであり、実にコンスピラシーらしい。


○大逆
3色のクリーチャーを破壊できる1マナインスタント。マジ強い。3色の時点で腐ることはほとんどないと言っていい。ちなみに、一人で3枚とった場合、すべての色のクリーチャーが破壊できます。(2回目、3回目の自分の宣言を1回目で選ばれなかった色にすればよい)


○悲哀の化身
再録枠。リミテお化け。エタマスで言うヴィザラ。タップでクリーチャーを1体持っていくのは間違いなく頭おかしい。一方、多人数戦であることや、よっぽどじゃないと軽くならないところは注意。ヘイトは壊滅的に高いので、1対1になった時ぐらいしかまともに立ってないと思います。


○殺害
再録枠。っつーか余裕でスタンだよ!大逆と違うところは、ピックがばれない、無色のクリーチャーに対処ができる、マナが重い。無論大逆なんてそうそう3枚流れてきてくれないので、これはこれで現実的なピックである。トンデモヘイト生物たくさんいるしな、この環境。


○炎の斬りつけ
再録枠。タフネス4以下のクリーチャーに人権はないと思いなさい。そして環境はご存知の通りタフネス4以下のクリーチャーがほとんどである。


○ゴブリンのトンネル堀り
再録枠。こいつの利用価値は、とりあえずこいつがいれば統治者を比較的簡単に奪えるところ。こんだけ環境に統治者になるカードが存在するんだ、こいつが弱いわけない。


○どぶ潜み
再録枠。アンコモンにして見事なボムカード。ヘイトは相当高い、全体に飛ぶからな。除去をひたすら振りかざすがよい。相手が上手に焼ける。逆に、こいつは見たら焼いていいカード。アンコモンでゲームを決めてくれるカードは貴重。


○村背負いの大巨人
再録枠。初心者に、コストが重く、大きいだけのクリーチャーは(意外と)弱いのだ、と教えるためにあるかのようなカード。(引用元:http://mtgwiki.com/wiki/%E7%94%B2%E9%B1%97%E3%81%AE%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%A0/Scaled_Wurm


○窯の悪鬼
再録枠。油断しているプレイヤーを殺すカード。例によってウィー・ゼロックス構築にすべきである。しかし、多人数戦においてその動きが強いかはまるで別問題である。というか恐らく弱い。ピックアップした理由がほとんど自分が好きだからっていう。


○硫黄破
再録枠。インスタ=ソーサリーの赤担当。そして全除去がアンコモンにあるという現実。これが恐ろしい。インスタントタイミングで撃つことによって火力を調整できる、これは自分が決められることなので非常にフレキシブルである。4マナなのがネックだが、全除去だし十分ではなかろうか。例え環境にでか物が多くても…


○獣性を呼ぶ者
置いておくだけで盤面を有利にしていくタイプのカード。こういうのはめちゃくちゃ強いし、インスタントタイミングで統治者を奪うプレイングなどもできる。盤面が整うのは勿論のこと、ほかの色のクリーチャーすら使うことができるというわけ分からんカード。多分即座に炎に斬りつけられる。酔ってる間に殺すべし。


○レオヴォルドの調査員
(ヘイトレビュー気味です)前回のコンスピラシーにもあった1パックから2枚取れるカード。この効果はかなり強いよ。しかし前回と異なるのは、レオヴォルドの調査員を戻す必要はない代わりに、まだ見ぬ次のパックからカードをピックできなくなる。ドラフトがくそめんどくさくなるからやめてほしい。さらに言えば2枚以上同時に効果を使うとピックできるカード枚数が変動する。こういう混乱するデザインは本当にやめてほしい。


○果樹園の精霊
(ヘイトレビューです)このカード選択肢がない。メリット能力のない6マナ4/4とか弱すぎない?それどころか下手するとヘイトを買うっていう。本体バーンのないこの世の中、ライフをゲインされることは問題はない上に、問題はないはずなのに得された気分になる。今回のセットの中でも最弱の部類のカードじゃないかと思う。


○絢爛なビヒモス
統治者の維持を要求されるものの、マナ爆発を起こす優秀なカード。5/5のボディに加え、統治者を取り返しやすいトランプル持ち。実に緑らしく、優秀なカードだと思う。


○増殖スライム
ほうっておいてはいけない系カード。獣性を呼ぶ者と言い、今回の緑はハイパー物量戦するつもりだな。怪物化してないやつを除去ることで連鎖は止まる。状況によっては大きい奴を倒す必要があるが、このカードは基本的に小さいほうから殺そう。


○内にいる獣
再録枠。数少ない緑の除去。3/3の獣なんて多人数戦ではほぼ空気であり、かなり強力な除去となる。


○狂暴化
再録枠。初日本語化おめでとう。相手を一人屠るためのカード。一番正しい使い方は、決して自分が殴るときに使うのではなく、相手のでかいのがほかの相手を殴ったときに殴ったクリーチャーに唱えて、1人のプレイヤーと1体の強力なクリーチャーを除去るという方法である。


○極楽鳥
(ヘイト?レビューです)再録枠です。なんで甲鱗様再録してないのにお前いるの?


○忘れられた古霊
再録枠。マナゴージャーハイドラと言うカードは最近のカードだからみんな知っているだろう。あいつは厄介だ、勝手に育つ。そして、それが多人数戦になるとどうなるか。もっとやっかいだ。


○ネシアンのアスプ
再録枠。この大きさの到達持ち、そして怪物化あり。環境を定義する可能性がある。飛行を使うデッキは常にこのカードを意識しなければならない。


○上昇する法魔道師
再録枠。さっきも言ったけど、除去のこれだけ多い環境で呪禁の存在価値は計り知れない。回避能力を持っているならば尚更だ。


○残響する加護
除去を指定してもいいしドローを指定してもいい。パンプを指定してもいいし、サルベージを指定してもいい。どうあがいてもアドの塊を提供する優秀な策略。


○使者の策謀
つまり、このカードのピック以降、1〜3のいずれか1つのマナ域のクリーチャーは全て好き放題使えるようになる、ということである。間違いなく強い、しかしこのマナ域にゲームを決めるカードはほとんどないため、なかなかどうしてバランスはとれている。


○自然な団結
色付き策略最強カード。自分の各ターンに1マナでカウンターを一つ乗せることができる。硬直する盤面を勝手に動かし始めるトンデモカード。




レビュー終了。長すぎて壊れる。
一応比較的強そうなカードをピックアップしたので、見てくれる人の参考程度にはなってあげれるのではなかろうか。
再録的には自分は興味がないですが、コンスピラシー自体が好きなので非常に楽しみ。
あと、「エタマスとはなんだったのか」とかそういうことを言うやつはとりあえずWoCはカードの市場価格を考えて(あるいは意図的に崩したいものは崩したくて)再録していること、ドラフトなどの環境を考えて再録していることをまじめに考えような。あとエターナル環境はレガシーだけでは決してない。これだけははっきりと真実を伝えたかった。