気まぐれな日記

ε(Phis)が気まぐれに書きなぐるブログ。

えるどりっちむーんの最初の情報、エムラクール考察

約束された終末。引き裂かれし永劫に続き中二病極まりない最高のネーミング。たまりませんね。242945



カードのパワー自体なんだが…派手だけど地味。やっぱ滅殺、ほしいよなぁって。ただし、イニストラードだから「13」祭りっていうのは嫌いじゃない。



それぞれの能力について細かく見ていくと。まずマナコスト軽減。「あなたの」墓地なので、なかなか難しいところ。スタンでは頑張っても6マナかかる(部族がない)。モダン以下でも5マナはかかる。正直墓地に集めるの大変だからそれもかなわぬ夢だろうけど。それでも重いし。ただ、モダンのトロンとかでも15マナのエムラクールを出すのはマナコスト的に簡単ではないので、軽いエルドラージという観点においてはなしでもない、かもしれない。
赤緑トロンを想定するなら、墓地に落ちるカードのカードタイプは、アーティファクト(彩色の星や探検の地図)、ソーサリー(古きものの活性や森の占術)、クリーチャー(ワームとぐろエンジンや隔離するタイタン)、プレインズウォーカー(解放されしカーンや精霊龍、ウギン)あたり。凡そ9〜10マナで出せると考えられる。正直ウラモグのほうがうわなにをするやm



次に相手のコントロールを得て相手に追加ターンを与える能力。例によって唱えたときの誘発なのでまあ逃れることはほぼ不能、っていうかスタンだと確定不能。言葉での表現だと多少わかりにくいのでフローチャート的に。
・引き裂かれし永劫の場合
自分の唱えたターン→自分の追加ターン→相手のターンなんてなかった
・約束された終末の場合
自分の唱えたターン→自分がコントロールする相手のターン→相手のターン
と、言う感じで何れのエムラクールも「自分のターン→相手のターン」の間に「自分がコントロールするターン」を追加する能力。それが自分のターンなのか、相手のターンなのかが違うだけ。
この能力の強さについては考えて分かると思うが、でか物が出ている時点で自分のターンが追加されるほうが強いのは言うまでもないと思う。そいつが滅殺6とかいうとんでもないキーワードを持っているなら尚更。ただ、だからと言ってこれが決して弱いわけではない。精神隷属器の能力なわけだ。相手のリソースを根こそぎ奪い去ることができる。クリーチャーならば自爆特攻させることもできる。除去は自分に使う。カウンターは自分の打った呪文に根こそぎ注ぎ込む(カウンターあるならエムラクールをカウンターしているだろうが)。自身がインスタントに対するプロテクションを持っているため、触ることは簡単ではない。ただし、精神隷属後のターンは相手のターンなので、土地を意味もなく全部タップすること自体には意味がなくなってしまった。



最後はキーワード能力(飛行、トランプルは割愛)。「プロテクション(インスタント)」。ほぼ完全に「プロテクション(有色の呪文)」の下位互換である。プロテクション範囲的に、広がった部分は「無色のインスタント」、狭くなった部分は「有色のソーサリー」。どっちが強いかは一目瞭然である。環境で使われてる無色のインスタントなんてあったっけ…有色のソーサリーは石の宣告とかが破滅の道あるね。まあそれは凡そコントロールされているターンに無駄に消費させられてしまうだろうが。そして布告にはいつだって無力です。



総合的に見て、「やっぱ引き裂かれし永劫はむちゃくちゃだな」と思う1枚。そして「過去と比較して」弱い(っぽい)っていうのはやっぱり残念な気持ちになるものがある。結局皆でかくて強いカード好きだからね。
ただ、だからと言って決して弱いわけではない。EDHで使ったりするとジェネラルに使えるからそこそこ安定して一人ずつ貶めることができる。その分ヘイト買いそうだけど。ネクロポーテンスコントロールしている相手を操るとそいつは死亡確定です。ネクロ再録したばかりなのにこれかよ。



追記(7時くらい)
マナコストの話、計算間違いに気づいたので直しました(15で計算してた)。流石に弱すぎ。