気まぐれな日記

ε(Phis)が気まぐれに書きなぐるブログ。

おりじんべんとうまであといっしゅうかんくらい

オリジンフルスポ出ましたね。早速、気になったカードをいくつかあげていこう。



…の前に、今回のキーワード能力「高名」について。俺はこのキーワードがはっきりいって嫌いである。少なくとも個人的には全く面白くない。
ブロックするorしないの選択肢をブロックする方向に転換している訳であるが、事故って(或いはもしかすると)意図的にクリーチャーがいない状態ではじめるゲームを否定してかかっている。他にも通ったら強くなると言うのは勝っている方をより優位にするシステム他ならない。何が楽しいのか。
例外的に、楽しいと思うのは高名持ちが回避能力を持っている場合。回避能力を持っていてブロックしづらいクリーチャーを通してはいけない、この状況は何かしら普通でない対応を要求される訳である。もう諦めてこちらも手を止めない、なにか特殊な方法で妨害する、など対処に思考がなかなか絡むと思う。でかい方が適当に通して強くなったとかでかくしたくないからチャンプするかとかではあまりにも一方的な試合展開の押し付けをさせられているように思える。
…尚、この考えはプレリなどであっという間にひっくり返る可能性があるので聡明な諸君らは真に受けないように


・徴税の大天使
まあ強い。プロパガンダはただマナを重くして相手を止めるだけであった。しかし、このカードはその使い方だけではなくそれと同時に2体以上で殴ることを強制している。あるいは、こちらが大きく殴るときにブロックを抑制する。この類いのシステムクリーチャーはクリーチャーであることがマイナスに働くのは確かなのだが、このカードに関してはプラスになることも非常に多いと見える。所謂、いるだけでうざい系女子(適当につけた)。



・前線の僧侶
出ただけで2点(以上)回復する熊とかうざいったらありゃしない。


・領事補佐官
2マナで2点の先制攻撃は熊で止まらないって言ってるのと同じ。そしてその攻撃を通すと3点になって味方強化まではじめるとかマジ勘弁。普通に強いと思う。


・神聖なる月光
リミテやスタンではトークンを出すデッキに刺さるし、モダン、レガシーなら色々なカードに刺さるナイスカード。キャントリップだから偉い。通称しまっちゃうおばさんの立つ瀬がない。


・白蘭の騎手
再録らしいが、普通に使っても熊に負けない熊であり、状況によってランパンすらしはじめるのはやっぱり強いんじゃないかな…


・秘宝の探求者
石鍛冶は忘れる前提で、やっぱり熊にサーチが付いてて弱いわけはないと思うよ。取って付けた高名は嫌いだけど。


・ニクスの星原
ニクスの星空にはロマンが、オリジンには素敵なエンチャント環境環境が広がっていた…と、言わんばかりのカード。マイターンエンチャントをリアニメイト、さらに5つのエンチャントでクリーチャー化。実に面白い。テーロスのサクって効果を出すエンチャントシリーズは勿論のこと、フォーマットを広くとると印章サイクルもよい相棒。オーラはクリーチャーにならないだけで5つの頭数には数えますよっと。


・迅速な報い
タップしているのを除去。ただし、2マナである。そして魔巧達成でレンジストライクにすらなるのです。有能。白の除去はしばしばえぐい。


・悲劇的な傲慢
ストーリーもえぐいが、効果もかなりえぐい。相手のクリーチャーが複数あり、エンチャントが1つでもオーラだったらエンチャントを消し飛ばすことも可能。まあ大体戦況を有利にしやすいカードだとは思う。ただ、土地は潰せないので注意。まあ自分がリカバリーしやすい形でうつだろうから問題なかろう。


・ヴリンの翼馬
サリア+(1マナ+飛行)-(先制攻撃+伝説)。サリアの強さは2マナであること、先制攻撃のせいで戦闘除去しにくかったこと。その大事なところを失ったカードなんて…やっぱそこそこ強いわ…柔らかいのは相変わらず辛いだろうが、回避能力持ちで打点が稼げて妨害するのは大概強い。


・工匠の天啓
個人的オリジン最注目カード。下の環境では残念ながら知識の渇望のせいで残念だと思うが、非常に軽い条件で予言をインスタントに変えてる。その上条件を満たさなくても手札交換である。そして殆どのスタンダードの打ち消しと同じコストである3。コントロールがこれで強くなると言うのは大袈裟かもしれないが、俺はそうあっても不思議ではないのではないかと思う。


・計算された放逐
1マナ増えたマナリークは弱い…ような気もするが、そもそも3マナ余らせて打てる呪文を使うデッキにコントロールは勝てないのでこのカードは実質のところこの環境における色拘束の軽い打ち消しと読み替えることができる。さらにおまけの占術2である。かなり強力な打ち消しカードに俺には見える。
一方でその横の意思の激突。ばかじゃねーの。レアリティ逆だろ。x=1の時以外下位互換だぞふざけてんのか。


・一日のやり直し
皆をわくわくさせ、もちろん私もわくわくした、そんな劣化timetwisterである。オラクルとしても自分のターンならターンが終わる以外に違いはない!…ええ、その一文が問題なんですよお兄さん。timetwisterは何が強かったか、考えてみよう。あれは黎明期のマナ加速と合わせて相手の序盤の思惑を潰したり、手札を沢山使って出した潤沢なマナを新しい7枚の手札に注ぎ込めたから強いわけだ。いいかい?これはそのいずれも不能だ。思い出してくれ。このカードは相手の手札も復活させてしまう。これは非常に不利な状況を作りかねない。さらに言えば、timetwisterはパワー9でも最も使われないカードで使うのには工夫がいると言われる。そんなカード、スタンで使えるか?俺にはとてもじゃないがうまく使いこなせる気がしない。モダン以下でもつかえるかと言われると…流石にカードプールの大きさで使いこなすデッキはあると思う。そしてその場合、そのデッキはかなり強化されることになると思う。でも俺はこいつは「時間への侵入」に近いと思ってるよ…


・潮流の先駆け
腐っても熊であり腐っても魚である。そして普通に相手のテンポを削ぐバウンス、そして2マナ追加で支払うと相手の攻撃宣言後にバウンスし始めたり、エンドに攻撃後のクリーチャーをバウンスして攻撃通したりと多芸なカードである。こういうデザイン、好きなんだよなぁ…


・ジェスの盗人
オリジンで最初の方に情報の出たカードだが、なかなかよいカードだと思う。何よりも、キーワード能力の果敢自体に非常に高いポテンシャルと心理戦への誘導があるんだよね。そしてダメージ通ったらドローって書いてあるせいで相手はブロックしなきゃいけないわけだが、同時攻撃で片方通したり、インスタントを匂わせるなどまあいくらでも戦略が作れる。楽しい。



・ミジウムの干渉者
自分に向けてミスディレするクリーチャー。擬似的な打ち消しカードですね。このカードの優位性は、「呪文」だけでなく「能力」もずらせること。まあ平たく言えば劣化呪文滑り。ただし、瞬速クリーチャーなので相手の不意を突きやすいこと、素でパワーが1あることなど、必ずしも劣っているわけではないです。


・眠りへの誘い
墓地が影響する観点から見てもほぼナーガの意思の上位互換。マナコストが一緒なくせしてシングルシンボル。


・闇の誓願
使用後すぐに動く前提ではあるが、2マナのサーチである。かなり強い。色拘束はがんばれ。






いちじほぞん。一気に書こうとするとなげえよ…214421