気まぐれな日記

ε(Phis)が気まぐれに書きなぐるブログ。

ふと思う夢の話

ここで話題にしようとしているのはレム睡眠時に見るアレで、希望とかの方ではないです。



自分は確か高校生になった頃に「夢から覚める方法」と言う能力を得ました。
具体的には「夢の中で(自分の不都合な展開になった時に)『そうだコレはきっと夢だ』と念じることでほぼ即時的に無理やりその夢から意識を取り戻し覚醒する」と言ったところでしょうか。
ただ、ふと考えてみるとこの能力、果たして本当に得たものなのかと言う疑問が沸き起こりました。



パラドックスが起きてしまうのです。



夢を見るということは必然的に夢の途中で起きるということになります。
これはなぜかと言うと人間は「レム睡眠時にはほぼ必ず夢を見ており、その後の睡眠の時にそれを忘れる」と言う行為を無意識下で続けており、夢を見るというのはその夢を忘れる前に起きる、すなわち夢を見ているときに起きる必要があるからです。


つまるところ、「夢を見ている時点で既に夢から覚める事が決まっている」と言うことです。
問題はそこに自分の意識が介入した時にどういうことが起きているのか。
予定調和として起きる時間が決まっており、かつ夢で流れている時間がリアルタイムと同じ場合、自分が仮にその能力を夢から覚める予定時刻よりもかなり早くに使ったとしたら自分は長時間の間夢の中で自己暗示をする必要がでてきます。しかし、これだと自分の得たと思われる能力とは違うものとなってきてしまいます。
逆に自分の能力が絶対だとして考えてみると、夢の中で即時的に自分の意思によって夢から覚めると言うのは自明的に解決することが出来ますが、「夢から覚めることが決まっている」(起きる時間が決まっている)と言う概念が揺らぎます。ここで夢の中で流れる時間がリアルタイムではなく、それに対して速い或いは遅いと言うことがありえればそれも解消することが出来ますが、夢の中の時間が速くなるか遅くなるの片方ならまだしも、自分の能力の事を考えると両方の可能性があり、「生理的な働きはその挙動がほぼ一定に定まっている」と言う自分の経験からも、これまた考えにくいものとなってしまいます。


結局のところ、(自分が考えると)どう考えても何かしらのパラドックスがおこってしまうわけです。


上記仮説が間違っていればそれまでなので如何とも言いがたいところではありますが(まあ真面目に調べてない自分もアレですが)…専門家の方がいらっしゃったら是非とも教えを請いたいところです。或いは論理的に説明できる人がいたのなら是非ともその説を教えていただきたいです。