気まぐれな日記

ε(Phis)が気まぐれに書きなぐるブログ。

MTGの禁止改定とかなんとかに対する感想

はい。ずいぶん経ちましたが、私は元気です。もとい、正直元気ではないです。293655
あ、あとあけましておめでとうございます。今年も当ブログおよびメダルロックをよろしくおねがいします。すごく遅い新年の挨拶ですけど…


MTGの禁止改定が来てました。内容は既にご存知の方が多いでしょうが、以下のアドレスにて。
http://mtg-jp.com/publicity/0030144/


ここから個人的な感想。
・パーマネントスペルと非パーマネントスペルの格差
昨今の環境は、クリーチャーやプレインズウォーカーに強すぎるカードが多すぎていると思う。単純にアドバンテージ力や或いは試合への影響力が高いカードが多く、なのに非パーマネント呪文でのアドバンテージの獲得とかゲームへの影響が少ない。
・クリーチャーの能力の強さと妥当性
毎度スポイラーとかを見ていると思うのですが、パーマネントは盤面に残り、特にクリーチャーはゲームの基本的な勝ち方である「相手のライフを0以下にする」ことをしやすいので、それ以上の効果の付加はあまり必要ないと個人的には思う。極端な話、上記アドバンテージ力、試合影響力の話を踏まえて言うならば、「包囲サイ」や「才気ある霊気体」は良いけど「ならず者の精製屋」や「難題の予見者」、「暴れまわるフェロキドン」などはやりすぎだと思っている。
・勝ち筋になれる「パーマネントスペル」と(ほとんど)勝ち筋になれない「非パーマネントスペル」
しばしばクリーチャーは触りやすい(除去りやすい;戦闘による除去を含む)から能力が多少ついてたところでへーきへーきみたいなことを言われたりするが、そりゃ除去しないとすぐにゲームが終わってしまうから触りやすくするのは当たり前なのだ。だというのに、現環境を見てみると除去は軽いものは極端な条件が付いたり(パワー3以下とかマナコスト2以下だとか)、マナコストが重かったり(4〜5マナ)する。んでもって、簡単にアドバンテージを叩き出すクリーチャーだったりすると除去を撃ってる方が損になってしまう。そんな奴らが2〜3ターン目に複数展開されちゃったりする。非パーマネントスペルの価値を疑う。
・対策カードの少なさと弱さ
クリーチャーを強くするのがダメだとは言わないんだが、それに対する対策カードと呼ばれるようなものが明確に少なく実用に耐えうるカードが少ないイメージ。クリーチャーをカウンターさせなくするクリーチャーとか言うカウンター(=非パーマネントスペル)に対する露骨な対策があったりするのに。極端な話だけどイニストラードブロックとか2セット目に墓掘りの檻入ってた。スカラベの神はともかくのところ、ハゾレトとかはまともな対策がなんでほとんどないのかまるでわからない。ある程度使える範囲が大きな対策カード、かつ非クリーチャーだとグッドかなと(暴れまわるフェロキドンがダメなのはご存知の通り)。今回の「血染めの太陽」とかは割といいデザインだと思う。露骨な対策が無い環境はすなわちカードパワーだけで戦うことになり現環境のような強いカードたたきつけるだけのゲームが生まれるわけである。
・願いと今後の危惧
…とりあえず、ドミナリアあたりからは開発が新体制になっているはずなので、是非とも環境が良好になっているようにしてほしいところである。ただ、今回の部族とかで思ったんだけど、1つのセットで環境のデッキが成立するようになってしまったりしたら、カードの選択肢が狭い上、ちょっと強いデッキを作っただけで環境が変わらなくなる事件がまた起こってしまうのではないか、と言う危惧はある。


・公式渾身のギャグ
折角なので記事の締めくくりとして、公式きってのギャグを。以下記事(http://mtg-jp.com/publicity/0030144/)から「ティムール・エネルギーとその他のエネルギー・デッキ」項より抜粋。
スタンダードのローテーションによってこれらのデッキをはっきり弱体化できず、またこれらと戦えるような新デッキも生まれませんでした。
メタゲームは何か月もかけてこれらのデッキに対応していきましたが、対抗策の選択肢が不足していることが示されています。
完全にお前ら(WoC開発)の所為じゃねーか!!!!!!!!