気まぐれな日記

ε(Phis)が気まぐれに書きなぐるブログ。

今作を含みメダロット(ゲーム)の変遷について思うところ

そういえば、今回のメダロット、カブトクワガタのメインカラーが従来と傾向が違うところが気になった。今まではカブトは黄色(橙)と黒、クワガタは青と白、と言う色の傾向が多かったように思うが、今回はカブトは灰、クワガタは緑である。ついでにフォルムもなんか久しぶりに、「これ、なんか今までのと違うな」と思わせるものがあった。これ以前にそう思ったのはメダロットGのアドルフィンぐらいだろうか。

メダロットはしばしば言われてるような気がするが、過去の栄光が影響を持ちすぎているように思う。具体的には「イッキ」「メタビー」「ロクショウ」のことである。その結果、メダロット2〜4、BRAVEとイッキが主人公であり、さらにその後の作品でも5、DS、7などの作品において名前が出てきたりする。アニメの存在も含め、これらの作品がメダロットと言えばイッキ、メタビーと言う概念を生み出してしまい、5ではコイシマルが出てきたときに「だれだこいつ?」となって受け付けなかった人も居ると思う。(NAVIもそういう話はあるかもしれないが、あれは藤岡建機なので別枠に扱われてる気がする)

5も主人公を変えて変化を図ったと考えられるが、特に大きく変えようという意識が見えた作品は(いろんな意味で)伝説の「真型メダロット」である。キャラデザイン、世界観を完全に変更した初代メダロットのリメイク作品である(ちなみに、初代メダロットリメイクだけあってデザインを除けばなかなか良い出来ではあった)。メダロットが昔から好きな人はご存知のとおり、これを出した結果、メダロットは一時的に終了してしまったわけだ。変えようとしたにもかかわらず、それが(多分)イッキの壁に阻まれてしまった形となったと言っても過言ではないと思う(ミルキーが偉大すぎたとも)。

メダロット復活(DS)以降、やはり最初はどうしてもイッキの影を払拭することは出来なかった、これまでの影響力がでかすぎた。さらに機体で言えばメタビーロクショウは7〜8では主人公機に戻ってきているし、最新作の9ですらパッケージにでかでかと描かれる。

しかし、それでも何らかの変化はしっかり行われてきた。
・DSでは復活とともに3Dモデリングや主人公及び主人公機の変更
・7ではDSで問題になったレベリングや戦闘システムを改善
・DUALではアクションゲームを出しかつ主人公を変更(DS→7では変更されなかった)及びストーリー方向性の変更
・8では戦闘システムの大幅な変更と主人公変更
・9で主人公メダロットデザインの大幅な変更に主人公変更や「パーツを組み替えて反撃ぃ!」
と、適当に挙げてもこんだけある。特に、冒頭でも述べたが「主人公機の印象の変化」と言うのは、これまでに挙げた「イッキ」「メタビー」の問題を払拭する可能性をまた一つ示したものだと思っている。メダロットは少なくとも2〜4のときよりよっぽど変化しているし、その結果かは分からないが続いている。

変化というものは、俗世ではどうしても必要なものだ。ずっと同じものは飽きられてしまうのだ、人間の悲しい性だが。しかし、このようにがんばって変化し続けて我々メダロッターを楽しませ続けているメダロットをこれからも見守っていたいと私は思っている。



3行にまとめるとこんな感じ(注:ぜんぜん上記と違うことを言っています)
・DSと7のシナリオは許さない、友情の押し付けとかマジ勘弁な
・僕はメダロットNAVIが世界観など含めて大好きです
・育たぬものは、死ぬ。そして死んだものがタルモゴイフを育てる。